新時代にも社会に役立ち続ける生涯学習を
生涯学習開発財団は、「人間は感動する心を失わず、何ごとかを学び続ける限り、年齢にとらわれない生き方をすることができる」という理念のもと1983年に設立されました。
以来、新たな資格認定の後援、生涯学習に関する研究・調査への助成、会員の情報交換促進のためのLLメンバーズの運営、セミナーハウス有隣園の運営、国際交流支援などの事業を行ってきました。
また、設立者でもある元理事長・松田妙子が自らの実践として71歳で東京大学博士号を取得したことをヒントに、50歳以上の博士号取得支援事業を2011年度から開始。2020年度から、故・松田妙子の「Share Your Happiness!」の精神と生涯学習推進を実践する事業を顕彰する「松田妙子賞」を募集・授与しています。
松田妙子は私の母でもあります。40年前、松田妙子が唱え、普及することを強く願った「生涯学習」という概念は、おかげさまで広く浸透し、今やあたりまえに使われる言葉になりました。しかし、変化の激しい時代において、生涯学習も転換期を迎えているのではないでしょうか。
学んで社会とつながり続けるという基本を踏まえつつ、新時代にふさわしい生涯学習を、会員の皆さまとともに開発、推進していきたいと思います。
一般財団法人 生涯学習開発財団 理事長
佐藤 玖美
経歴
コスモ・ピーアール代表取締役社長。1959年東京都生まれ。
米国マサチューセッツ州ウェルズレイ大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ニューヨーク支社に入社。その後、米国に進出する日本企業のコンサルティングを行うコスモ・インターナショナルを設立。1986年コスモ・ピーアールに入社し、翌年、代表取締役に就任。1996年より在日米国商工会議所（ACCJ）にて理事、会頭、成長戦略タスクフォース副委員長等を歴任し、2015年に名誉会長に任命される。
アジアとアメリカ合衆国の人々の相互理解を目的として設立されたAsia Societyの国際諮問委員会共同委員長を兼任。ビジネス・ブレークスルー大学大学院にて「コミュニケーション・リーダーシップ」などの講演を行う。
受賞歴
2012年：ハーバード･ビジネス・スクール･クラブ・オブ･ジャパン Business Stateswoman of the Year 受賞。
2010年：PR WeekによりAgency Head of the Year in the Asia-Pacific 受賞。
2011年、The Holmes Report Asia-Pacific SABRE Awards“ Outstanding Individual Achievement” 受賞。
著書
『Love Me Company!「愛される会社」の条件』(ダイアモンド社、2007)、『コミュニケーションリーダーシップ 考える技術 伝える技術』（日本経済新聞出版社、2012）