AJCクリエイターズコンテスト 2024
展示:2024年3月26日〜30日 東京都美術館
表彰式:2024年7月19日 東京都美術館講堂
主催:AJCクリエイターズコンテスト実行委員会
当財団が後援し、資格認定団体の(株)オールアバウトライフワークスが実行委員会を運営する「AJCクリエイターズコンテスト2024」の表彰式が、7月19日、東京都美術館講堂にて行われました。第17回となる本年は、373点のエントリーがあったうち272点入選し、3月26日〜30日の間、 東京都美術館にて展示されました。
実行委員会の江幡哲也会長は、「AJCはアーツ・ジャパン・クラフトの略。産業革命が起きて機械化が進むイギリスにおいて、従来の手仕事の素晴らしさも大切にして質の高いものを生み出していきましょうという運動から来ています。日本でもその意義を広めたたえたいと、内閣総理大臣賞、厚生労働大臣奨励賞、文部科学大臣賞に加え、ご賛同いただいた各社の賞を出していただきながら、17回を迎えました。このようなコンテストは他にはないのではないでしょうか。みなさまには、これからもますますハンドメイドの創作活動を広げていただければと思います」とコンテストの意義を述べました。
銀賞にあたる生涯学習開発財団賞は5名の作品に授与され、財団顧問の佐藤梨奈がプレゼンターを務めました。
生涯学習開発財団賞を含む上位作品は以下です。
受賞作品
歩吾蕗(ぽあろ)氏「祈りの首飾り」
受賞コメント:千羽鶴を身につけられる首飾りにし、祈りを鶴が運んでくれることを願いました。千羽鶴の表現の可能性を広げていければと思っています。
山﨑 信一郎氏「凛と」
受賞コメント:何度も編んではほどいての繰り返しで苦しんでいた私を、周りが励ましてくれました。ビーズアートに出会えて幸せに思っています。
矢沼 宏実氏「イグアナ」
受賞コメント:今回の刺繍は輪郭だけ決めて、細部の絵柄は指しながら決めていきました。自由な発想で新しい作品づくりに取り組みたいです。
山田 千代子氏
「My SDGs ~from scraps of Japan denim~」
土田 恭代氏 「赤のトルネード」
慎氏「写真刺繍(フォト刺繍)パズル」
ギャラリーペパクラ氏「虹龍」
アオパカ氏「猫の冬支度」
高橋佳子審査委員代表総評
中学生からご高齢の方までご応募いただきましたが、技術としては行き着くとこまできているのではないでしょうか。今年は特に上位賞の選出は完成度が高く、選出には。対象を取られた千羽鶴は1000羽以上のホログラムの。災害や戦争で亡くなられた方たちへの祈りを感じさせられました。今回の上位賞を見て何を感じられたでしょうか。皆さんの技術はすでに最高レベルです。その先、人に驚きと感動をを与えられるような作品を生み出していただきたいと思います。
閉会のごあいさつ
私が実行委員長になって11年ですが、近年は特に表現の幅が広がり、すばらしい作品を目にするようになりました。みなさんがSNS等で話題にしてくださったことに加え、総合的なコンテストで、分野の垣根を超えて刺激しあえることも大きいのでと思っています。本日も作品を囲んでの懇談会があります。技術を学んだり交流したり、刺激しあって今後の創作に活かしていただければと思います。