生涯学習情報誌
鬼の学び ―鬼塚忠のアンテナエッセイ―
2018年度からの新企画「鬼の学び」は、作家のエージェント業かつ劇団の主宰者で、ご自身も作家、脚本家である鬼塚忠氏に、その幅広い体験やユニークな実践から、「学び」について寄稿していただきます。
⑱ 健康長寿を科学する
健康で長生きするには「禁煙・酒を飲みすぎない」ことよりも「人とのつながり」「社会とのつながり」が大事だという。全米ベストセラー「THE BLUE ZONES 2ND EDITION」の翻訳・監修をされた荒川雅志さんが、世界の100歳長寿者から学んだ健康と長寿の9つのルールを教えてくれた。
⑰ 夢に邁進する「悪ガキ」を探せ
世界最大の人材組織コンサルティング会社で長年エグゼクティブのヘッドハンティングをしてきた妹尾さん。いい人材を口説き落とすとき、「現在の仕事にワクワクしていますか」とアプローチするという。「やりがいのある仕事」とは? 世界を変える「悪ガキ」とは? 幾つになっても好奇心を持って、新しいことを学ぶ大切さを語ってくれた。【2022年9月号】
⑯ トヨタのおもてなし
トヨタといえば、世界の誰もが認める日本の自動車メーカーである。そのトヨタのおもてなしとは、顧客へのおもてなしの心を養うことであり、顧客ファーストの哲学が徹底されているという。トヨタが経営するホテル「テラス蓼科リゾート&スパ」の元支配人である馬淵博臣氏に、自身の経験をもとに考える「究極のおもてなし」についてお話を伺った。【2022年6月号】
⑮ 激動する世界を読み解くカギ
日本では日常的に宗教を感じる機会が多くなく、民族についても見えにくい環境。しかし、その日本人が苦手な宗教と民族が世界を動かしている。元外交官で芸術文化観光専門職大学教授の山中俊之さんが、激動する世界を読み解くための知的探求心の大切さを語る。【2022年3月号】
⑭ 新聞記者に学ぶ「誰でも伝わりやすい文章を書く技術」
文章は、数字・事実・ロジック、この3つをしっかりそろえて書けば、伝わりやすいものとなる。30年にわたり第一線で活躍してきた現役の新聞記者 白鳥和生さんが、自身の失敗も含めて文章上達のコツを教えてくれた。【2021年10月号】
⑬ あらゆる「不」に商機と勝機
新型コロナで浮き彫りになった、たくさんの不便や不足。それは裏を返せば、ビジネスチャンスでもある。これまで52もの事業を立ち上げた新規事業創出の専門家 守屋実さんは、今こそ多くの人が問題解決のために一歩踏み出そうと主張する【2021年7月号】
⑫ 学びは自分を元気にしてくれる
派遣で入って10年後に、その会社の役員になる。どのように仕事をしたのか。二宮英樹さんは、「ベストな解決策を超高速で届ける」「自ら行動し、汗をかいて経験する」など、惜しみなく成功の秘訣を教えてくれた。【2021年3月号】
⑪ 人が簡単には死なない時代に
医療が高度に発達している現代に、なぜこうも新型コロナは恐れられるのか。認知症やがんは完治させることができるのか。私たちの健康と医療に関するさまざまな疑問を医学博士の奥真也氏に伺った。【2020年12月号】
⑩ ロミオとジュリエット
1968年に封切られた映画「ロミオとジュリエット」。中学生のときにこの映画を観て強い衝撃を受けた鬼塚氏は、2020年5月、原作の戯曲を現代語訳の小説にした。その過程で見つけた、映画の驚きのエピソードを披露する。【2020年8月号】
⑨ 緊急事態宣言中に学ぶこと
新型コロナウイルスの感染防止のため外出を控える日々が続く。そうした中で鬼塚氏は「幸福とはなにか」を考えた。含蓄のある老婆の言葉やお金と幸福の関係から、死ぬときに後悔しない生き方まで。ここには幸せについてのヒントが詰まっている。【2020年5月号】
⑧ 脳神経内科の名医に聞いた
人生100年時代と言われるが、長生きは誰もができるわけではない。では、その秘訣は何か。脳神経内科医の霜田里絵さんは、「画家の生き方がヒントになる」と気づく。本を著した霜田さんに詳しく話していただいた。【2020年1月号】
⑦ 大切なのは、学んだことを後世に伝えること
インターネットで検索すれば簡単に知識が手に入る時代になった。そんな時代に重要なのは「単純な知識」ではなくて、「学ぶ姿勢」ではないかと冨島佑允氏は言う。これからの生涯学習のヒントを冨島氏に伺った。【2019年10月号】
⑥ 定年博士
77歳で経営情報学の博士号を取得された吉岡憲章さん。70歳で大学院に入学しての挑戦である。なぜ、そこまでして博士号を取られたのか。その理由、研究内容、時間のやりくり、費用……。気になることを全部、鬼塚氏が聞き出した。【2019年7月号】
⑤ 人生をそろそろまとめよう。
人生を振り返り、文章にし、伝えることは意義がある。なぜなら、一人ひとりの経験には独自の価値があるからだ。では、ネットや書籍でそうした足跡を残すにはどうすればよいのか。文章のコツから出版方法まで、鬼塚氏が具体的にアドバイスする。【2019年4月号】
④ 正解のない問題に立ち向かう力
アメリカで生活するボーク重子さんの娘さんが、2017年の全米最優秀女子高校生に選ばれた。60年の歴史を誇るこの大会の審査基準は、「正解のない問題に、自分らしく立ち向かって解決していく力」だという。ボークさんに子育てとご自身の仕事について伺った。【2019年1月号】
③ 思考の幅
「知る」「考える」「思考の幅を拡げる」は、学びに備わる3つの面だと鬼塚氏はいう。知る・考えるは学校で教わるが、思考の幅の拡げ方はないがしろにされている。そこで、自身の体験や、各国の報道サイトが取り上げた大坂なおみさんの記事を例に、実践可能な思考のストレッチ方法を示す。【2018年10月号】
② 旅は学び?
今回はインドネシアのバリ島から原稿が送られてきた。若い頃から世界中を放浪した鬼塚氏は旅のよさを知り尽くしている。旅をして得られる一番のものは何か? 旅から帰ってきたら実行すべきことは? 具体的なアドバイスとともに旅に関する良書の一冊として、村上春樹氏の『遠い太鼓』をあげる。【2018年7月号】
① 生涯学習って何?
学ぶことは楽しいことなので、頑張れ! ではなく、楽しめ! がふさわしい言葉ではないかという鬼塚氏。理系だったが歴史小説を著し、歴史上の人物に討論させる劇団の公演まで行うようになったその様子を、たくさんの写真とともに紹介。「大人ならではの楽しい学びの体験」をやわらかく語る。【2018年4月号】