コラム

2024クロコディロス日本公演レポート

ハーバード大学男声ア・カペラ合唱団
クロコディロス日本公演同行記

2024年6月5日〜10日

(同行記者:生涯学習開発財団理事・顧問 佐藤梨奈)

今年も日本にクロコディロスがやってきました!! 選抜された12名の現役ハーバード大学生による、4大陸20か国、80日という長期の世界ツアー。5月25日にアメリカを出発し、日本はすでに4か国目です。
長いツアー中にはアクシデントもあります。今年は到着前日にフライトがキャンセルになり焦りました。山形県でのコンサート前には、メンバーの1人が東京のホテルに残り、彼にとっての一大事である法科大学院入学試験をオンラインで受験。その後1人で新幹線に乗り、無事合流。コンサートでは何事もなかったように爽やかに歌っていました。
短い滞在期間でしたが、相撲のぶつかり稽古を見学したりteamLabを訪れたり、また築地でお寿司をいただいたりと、日本を満喫していました。メンバーは現役大学生のため、毎年数人ずつ入れ替わりますが、新人君もツアーの終わりにはかなり洗練され、旅慣れた学生になっていきます。
多くの会員の方から「クロコディロスを観に行きたいのだけど、どこでありますか」とお問い合わせや、ご要望がありました。来年は、オープンなコンサートができればと考えております。当財団元理事長・松田妙子がクロコディロスの後援を始めて37年。引き続き、多くの皆様に歌声を届けられればと思います。

【6月5日】コーチ・エィ主催コンサート

2009年から社内コンサートを開いてくださっている、財団協賛会員の株式会社コーチ・エィ主催のコンサート。昨年に続き、イタリア文化会館アニェッリホールにて開催され、コンサートのあとはクロコメンバーも交えた楽しい交流パーティーが催されました。

【6月6日】当財団理事長・佐藤玖美宅にて支援金を授与

松田妙子に続いて佐藤梨奈、佐藤玖美がクロコディロスの名誉会員となった証のシルバープレートを囲んで。理事長代理として理事・佐藤梨奈が国際交流支援の助成金を授与しました。

【6月6日】SCHMATZ@銀座松竹スクエア

松田妙子と同じく37年間、ドイツでクロコディロスを後援しているザイン=ヴィトゲンシュタイン=ザイン家のご子息が携わっているレストランSCHMATZでパーティー。ここでもクロコのパフォーマンスで盛り上がりました。彼らのレパートリーの中で一番古い曲 ”Jonny O’Connor”は、会場にOBや名誉会員がいたらステージに上がり一緒に歌ってよいという決まり事があり、OBも一緒に歌っていました。

【6月7日】山形県にてコンサート

今年は、株式会社コーチ・エィのファウンダー・伊藤守取締役が、ご出身地の山形県にクロコディロスをご招待くださいました。最初に、山形新聞社で寒河江浩二会長と佐藤秀之社長を表敬訪問し、1曲歌のプレゼント。(山形新聞社ロビーにて)

山形市役所にて佐藤孝弘市長を表敬訪問。曲のプレゼントのお返しに、市長からは花笠とフェラーリの設計もしたカーデザイナー・奥山清行氏デザインの鋳物の置物をいただきました。

夜には文翔館(山形県郷土館)にてコンサートをさせていただきました。250席が満席で、着物をお召しになった方々が多く、とても華やかなコンサートでした。

伊藤取締役主催のアフターパーティーではテレビ局の取材もあり、お礼の1曲を披露。クロコメンバーは、山形名産の芋煮とさくらんぼを「とてもおいしい!」とほおばっていました。私も芋煮がとても美味しく、おかわりをいただきました。

【6月8日】山形から帰京

山形駅で集合写真です。一見楽しそうに見えますが、何人かがホテルの鍵を返し忘れ、コーチ・エィの社員の方が急いで返しに戻っている最中なのです。この後、無事に予定の新幹線に乗車できました。音楽的に素晴らしく、賢い彼らですが、時々このようなことがあると、「やっぱり大学生の男子だわ」と思ってしまうのです。

【6月9日】日本滞在最終日

今年はクロコディロス自らホテルと交渉し、宿泊させてもらう代わりにロビーでゲスト向けにミニコンサートを行いました。旅行で宿泊していたOBのスティーブ・ドスタートさんとお嬢様(現役ハーバード大学生)がミニコンサートに参加。その後、ドスタートさん主催の食事会に私たちもご招待いただきました。

クロコディロスは10日の早朝に日本を出発し、次のツアー地・台湾に向かいました。台湾では大きなお祝いのパーティーもあり、OBも大勢駆けつけて賑やかな会になったことでしょう。 今回、クロコディロスを聴けなかった皆さん、来年を楽しみにしていてください!! ツアーはSNSなどで発信しておりますので、ぜひフォローしてお楽しみください。