松田妙子三回忌
第28回ライフ・ラーニング・メンバーズ交流会は、2024年2月8日に東京アメリカンクラブにて開催いたしました。2月8日は当財団元理事長・松田妙子の命日にあたり、コロナ禍で開催できなかった三回忌を兼ねて、赤いバラの祭壇が設けられました。
松田妙子にゆかりある関係者、財団協賛会員、LLメンバーズ、博士号取得支援事業関係者、財団理事・評議員らが松田妙子を懐かしみつつ交流をしました。
第1部では、理事長・佐藤玖美のあいさつに続いて、篠澤恭助評議員から「妙子さんには常々『クリエイティブであれ!』と発破をかけられた。女性のリーダーシップが大切な時代。佐藤玖美理事長にも期待したい」とのお言葉をいただきました。
続いて、松田妙子の思いを後世に伝え社会貢献活動を顕彰する「生涯学習開発財団 松田妙子賞」の第4回の授賞式が行われ、受賞者の尾崎章彦氏に賞状、記念盾、副賞100万円が授与されました。尾崎氏は福島県いわき市で、「生涯現役社会推進のための取り組み」を通して地域の医療人材を確保・育成する活動を続けておられます。
第2部の交流会は黒川清評議員の献杯の発声により始まりました。黒川氏は「松田妙子さんの『企業の内部保留を社会に活かすべき』という提言を今こそ実施すべき」と檄を飛ばされました。
交流会での新たな試みとして、博士号取得者の代表者2名の研究発表を通して、事業の意義を訴えました。短い時間でしたが、斉田要氏から「重要な遺伝子の発見・解明と産業応用」について、中本千晶氏は「1950〜60年代の宝塚歌劇における取り組みの多様性」についてスライドを用いて、研究の肝と自身の挑戦体験などが発表されました。
ご歓談中にも、松田妙子のスライドショーや、松田妙子の生前より親交の深かったテノール歌手・榛葉昌寛氏の熱唱、世界的な舞台芸術家であるロバート・ウィルソン氏からの力強いビデオメッセージが披露されました。
遠方からご来場くださった方も多く、「松田元理事長のスライドをみるだけでも元気が出る」「登壇された方々の話に刺激を受け、参加してよかった」といった声もいただきました。
ご出席くださった多くの皆様には厚く感謝を申し上げます。
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公開日:2024年2月27日